2023年11月11日 熊本県小国町バイクと軽乗用車の衝突事故
タンデムグリップ「MOTTE」開発者のSです。
前回の「調書変更を訂正した理由」からの続きとなります。
前回、供述調書の訂正が無事できたことをお話ししました。
警察署での事情聴取という経験は一般の方にはほとんど無縁な世界です。
独特の雰囲気ではありますが、想像とは違い警察署では丁寧に対応をしてくれます。
本人に落ち度がなければ何も心配する必要はありません。
さて、一方の加害者の代理人弁護士からは1週間経っても音沙汰がありません。
あれ?前も同じようなことがあったなと思い出しました。
そうです!JA共済の担当者です。のんびりした○○○き県人の県民性でしょうか?それとも‥
2月14日に多少うんざりした気分で、こちらから連絡してみることにしました。
電話に出た事務員さんは私の名前を聞くと一瞬緊張して受話器を覆って誰かと話をしていました。
そして、ついに代理人弁護士が電話に出てきました。
私:「伝言していたが、なぜ連絡をもらえないのか?」
弁護士:「連絡の主旨がわからなかったので連絡しなかった」(少し動揺)
私:「主旨も何も不在だったので連絡をもらうように伝言しただけだ」
弁護士:「要件はなんですか?」(悪びれた様子もなし)
代理人を名乗るなら加害者に代わって真摯に相手と交渉するのが役目ではないのでしょうか?
このことからも先述した姑息な罠を張っていたのでは?とう疑いが濃厚です。
弁護士先生とはこの程度のものなのでしょうか。とても残念な気持ちになりました。
目的の「加害者ドライバーの代理人弁護士依頼の意思」を確認したところ間違いないとの説明です。
実はJA共済が勝手に進めているのではないかと疑っていたのですが、加害者の意思で弁護士
を立てているのですから加害者の善意の存在という最後の希望も捨てざるを得なくなりました。
すでにこの頃、ブログに事故の顛末を書いて当時お世話になった人達や迷惑をかけてしまった
通りすがりのドライバーさんへお礼と謝罪をしたいと考えていました。
(加害者の危険運転の証拠が無いので現場の目撃証言が得られるかもとも思っていました)
なので、SNSでの発信を考えており目撃者の協力が得られるかもしれないと話すと代理人弁護士は
「目撃者の証言は証拠になりませんよ」と平然と言ってのけました。
あらためてドライブレコーダーの重要性を認識しました。
同時に弁護士法第一条の基本的人権擁護や社会正義実現というのは雇い主の前では意味をなさない
空事である事も実感しました。社会正義とはいったい何を指しているのでしょうか。
私は真実を隠して事実を捏造することが社会正義だとは到底思えません。
加害者ドライバーに失望したので最後に「残念です」とだけ伝言をお願いしました。
一方、私の人身補償担当の東京の法律事務所も少し遅れて交渉の準備に入っていました。
通院状況や休業補償の聞き取りや書類を送付した後に最低交渉金額について同意を求めてきました。
(弁護士により算出された交渉のベースとなる金額です)
連絡はすべて事務員さんから行われます。相談やアドバイスとは無縁でほぼ報告と伝達のみとなります。
無知なこちら側が聞かないと先方からは何のアクションも無いという残念な対応です。
(教訓8:ネットで依頼する場合はタイミングが重要です。相手側より金額提示があってから依頼・契約
するべきです。素人が想像する細かいアドバイスや指導などはネット弁護士からは期待できません)
相手方の出方が分からない時点で弁護士に依頼する場合は、直接対面で相談できる近場で探す事を強く
お勧めします。ネット弁護士の場合は補償金額を確保していくのではなく、後出しジャンケンでの交渉
となるからです。相手保険会社からの補償金額が不当な金額であることが前提となっています。
保険会社が欺ける相手は欺いていこうとする姿勢が無くならない現状では、ネット法律事務所が稼げる
格好の市場ということです。2006年に貸金業法が改正された頃から盛んになったと記憶しています。
今回も長くなってしまいました。次回は「八方塞がりとまとめ」についてお話しします。
交渉行き詰まりまであと2か月
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