2023年11月11日 熊本県小国町バイクと軽乗用車の衝突事故
タンデムグリップ「MOTTE」開発者のSです。
前回の「残念な弁護士」からの続きとなります。
事故発生から5か月が経ってしましました。
人身、物損の補償交渉も大詰めを迎えてきました。
人身補償担当の東京のK法律事務所によると加害者側が過失を認めなければこれ以上の交渉はできな
いとの結論です。加害者側はあるはずのドライブレコーダーの存在を否定していて他に事実確認する
方法がありません。
この事態を避けるために弁護士へ依頼したのですが、残念ながら効果がありませんでした。
今のところ加害ドライバーの危険な運転を知る者は本人と同乗者と私しかいません。
手持ちのカードがないので相手方の過失の証明は不可能ということです。
ところが、加害者は警察署での供述調書の際にドライブレコーダー映像を持ち込み自分に都合の良い
供述をしています。無念の一言に尽きます。
保身のためとはいえ、社会通念上こんなドライバーを許して良いものでしょうか?
人身、物損補償の交渉は暗礁に乗り上げてしまいました。
これまでの経緯をまとめてみます。
・2023年11月11日 阿蘇郡小国町赤馬場で軽乗用車と大型バイクの衝突事故
事故原因 軽自動車の著しく危険なわき見運転による進路妨害(中央白線、一般道)
・加害者側保険会社(JA共済)の過失割合の主張は9:1(前方不注意によるバイクの過失1割)
・軽自動車運転手が前を一瞬も見ずに飛び出し回避できなかったので当方に過失はないことを主張する
が証拠がないため加害者側保険会社(JA共済)は断固として認めず (裁判を提案される)
・軽自動車運転手は事故当時に前方を全く見てなかったと正直に現場警察官に証言していたが、供述調書
作成時にドラレコ映像を持ち出し前方の車でよく見えなかったと証言を変更(推測)
・JA共済のルールでは相手に過失があれば車両引き取り費用や帰路の交通費などの経費は一切補償しない
・人身・物損ともに過失割合の折り合いがつかず2024年4月時点で膠着状態となる
・軽自動車運転手は嘘の供述、対話の拒絶など被害者補償に真摯な対応が全く見られない
これまで事故の教訓としてアドバイスを記述してきまが、一番重要なことは言うまでもなく事故が
発生したら「証拠」を確保することが一番重要です。
4輪、2輪に関わらず、ドライブレコーダーを装備していない方は早く装備することをお勧めします。
真実がどうであろうと画像など実際に証拠を持っている方が有利に補償交渉が進みます。
事故が発生した時は相手の状態を心配すると同時に目撃者など事故状況を知る第3者を確保することも
忘れないでください。(今回は救急搬送されたためできませんでした)
今回の加害者ドライバーから分かるように普通では考えられないような運転をする人間は、どうやら
運転技術以前に人間性(精神)や道徳心にも欠陥があるようです。
次の回でも触れますが、この人達は事故現場では小心で真面な人間を装う傾向があります。ところが
保険会社や弁護士などが間に入って相手との距離ができ保身ができると平気で嘘をついて逃亡します。
先述しましたが、保険会社や弁護士は商人です。彼らは社会正義とか道徳心には感心を持ちません。
すべて「お金」が行動の動機となります。自分の保険会社でさえ親身になって相手方と交渉はしない
ようです。 費用効果をもとに相手方保険会社・弁護士と落としどころを探るだけだと実感しました。
信頼のおける弁護士や保険会社に出会うことができると幸運です。
今回も長くなってしまいました。次回最終話は「私が許せない本当の理由」についてお話しします。
次回最終話
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